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初級者クラスでは日常生活にあるようなシチュエーションの中で会話し、上中級者クラスであればそのテーマについてのディベートをするといった具合。 講師は話し合いに参加しつつも常に会話をコーディネートしてくれるから、話す言葉も自然と増えてきます。
表現力が不足していても
英語でコミュニケートできないわけではない
今回が初めてという生徒もおり、少々緊張気味に自己紹介。
そこへ講師のジム先生がジョークを交えたコメントを返して場がなごんでいきます。生徒たちも次第に積極的に話をし始め、初級者クラスといえど立派に会話が成立してきました。
リラックスしたところで、教材プリントを使っての授業が開始。今回のテーマは「The Utility Room」。 シナリオの英会話中に出てきた「ugh」という感嘆詞で、こんなときによく使うよ、と講師が身振りを交えて教えてくれます。その名演技ぶりにまたまた笑いがこぼれます。
日常に即した会話ができるよう、プリントの内容は主にスタッフが選んで作成します。
英語で楽しみながら
コミュニケーションする空間
聞きなれない単語も“どんなものだと思う?想像してみて”と生徒に考えさせる。“clothesline”という単語なら「服の・・線?もしかして、服をかけるための・・・?」「そうそう服を乾かすためにかけるロープだよ。日本では丈夫なポールだよね。」といった具合。それからは教材に出てきた言葉にまつわる自分の体験談を皆で披露する。「うちの犬は"mousetrap"にかかったことがあるの。」「ええっ、大丈夫だったの?」「その犬は小型犬なの?」楽しい英会話は講師や生徒の別なく続く。
自分の意見を伝えようとする
生徒の意志を尊重する
講師は初出席の生徒たちがなんとか意見を言おうとするのを、たとえ途中で言葉に詰まっても、必ず最後まで熱心に聞こうとします。
「ごめんなさい、どう言った らいいかわからない」と言って初めて、「それはつまりこういうことが言いたいの?」と言葉や表現を補います。
いちいち間違いを指摘しなくても
そのうち自分で気づくようになる
生徒たちの英語表現に適切でないものがあっても、講師はその都度いちいち指摘したり訂正したり はしません。
初心者がわからないことはたくさんあります。
それをいちいち正して覚えさせるよりも、リラックスした状態で話してもらって、本人が間違いに気付いたときに適切な言葉を補うことで確かな表現力を「受動的」ではなく「自発的」に身につけていきます。
あっという間の60分間。
「次のクラスも受ける?」
「じゃあ、受けます。」
その場で次のクラスを取ることを決める生徒たち。
先生が交代してテーマも新しく、彼らのために初級者クラスが始まります。
生徒と講師がくだけた様子で挨拶を交わし、おもむろに英会話の授業は始まります。
クラス内では、日本語は禁止
全ての会話が英語で行われる
最初に教材プリントを配り 、まず一読した後、単語等の確認をした後に内容についてのディベートを中心に授業を進めていきます。
プリントの内容は毎回異なります。
配られたのは、「Protecting Abandoned Babies(捨てられた子供たちの保護)」という小文。
まずは、講師が一人一人に「子供を捨てることについてどう思う?」など内容に関する質問をしていきます。
白熱した議論
最初は緊張気味だった生徒たちだが、話すうちにだんだん英会話での議論に熱中していくようになってきます。
議論に熱中し始めるのに時間はさほど要りません。
小文から始まった議論は、いつしか、子供の認知の問題や、DNA鑑定などの話題にまで飛び始めていきます。講師のジェフも、「いや、カナダではそういう認知の仕方はないな」「DNA鑑定は心理的にどうなのか」等、議論に熱心に参加します。時には生徒から「それはあなたが男 だからよ!」などと、冗談めかしてやり込められることも。
小さい部屋、少人数
講師の問題提起も適切に行われる
アットホームな空間が生み出す親密な感覚が、議論の過熱を促進します。
講師は議論に参加しつつも、全体を見て、議論が絶えないよう細かくサジェスチョンや質問を繰り返していきます。議論が切れたりしないように配慮する講師の質の高さが話題をさらに膨らませます。
一本の小文を軸に始まった議論。なんの結論があったわけでもありませんが、英会話の授業としてはこの上もなく充実したクラスでした。
授業を受けた生徒の感想
「ここに来てプリントをもらうまで、今日は何について話すのか分からないので、大変だけど、それが逆にとても面白い。」
「外国人の講師との議論になるので、日本人同士のなあなあな議論ではないところが良い。おかげで、自分が日本人であることを意識させられる。」
講師と生徒、アットホームな授業の中で、文化交流としての英会話が繰り広げられているのです。